tsuji-cam's HISTORY
ニユーテレスA

ニユーテレスに内定が決まって
会社の
次年度新入社員の説明会
12月の1日にあった。
説明会の最後に
「明日からでもアルバイトに来て欲しい」
と言われた。
僕は行きたくて行きたくてしょうがなかったんだが、
とりあえず、学校を休まず出席し
12月17日(16日に学校終了。)から
現場のアルバイトを始める事になった。
同期のやつで僕より先にアルバイトに来ていたのは、
一人だけで僕は2番だった。
ちなみにその同期の奴は、
2週間で入社前に辞めてしまった。
初めての現場は
フジテレビのスタジオだった。
明石家さんま
さんのバラエティドラマ
「アカプルコで乾杯」
(心はロンリー・・みたいなやつ)
技術部の
田中十内(じゅうない)部長
に連れられて、サブに挨拶に行った。
「4月から入る辻くん。今日から研修アルバイト」
と紹介され
「辻です、よろしくお願いします」
と頭を下げた。
「よろしくー。」「がんばってねぇーッ」
とか、いかにも
「やめんなよぉーッ!」
みたいな感じで、緊張した。
その「よろしくー」を言っていたのが、
カメラマンチームの
高田さん
(あ!オールナイト・フジでめちゃめちゃうまかったカメラマンだ!)
田中
さん(スウィッシュ・ジャパン社長
中島さん(スウィッシュ・ジャパン副社長)たちだった。
今から考えてみると
僕にもっとも関係の深い田中・中島両カメラマンと
僕がもっとも憧れている高田カメラマンに
僕はニユーテレス初日から出会っていたんだと思うと、
なんか運命みたいなものを感じてしまう。


でも、
初めて怒られたのは、
この3人のカメラマンではなかった。

アルバイト初日の僕は、ケーブルをさばくという仕事で
いっぱいいっぱいだった。
リハーサル前、
カメラマンたちがポジションを探っていた。
3カメ(中島カメラ)が動いた。
僕は
「あっ!ケーブルが!!」と思い
腰をかがめ前に出た。
その時である!
僕の背中にゴツンと何かがぶつかった。
マイクロフォン・ブームの操作をする手元に
僕の背中がぶつかってしまった。

「ちょろちょろ動くんじゃねぇよ!」

と音声の
石井さんに怒られた。
僕はカメラ以外が全く目に入っていなく
音声さんにしかられてしまった。
これが
僕の初怒られの思い出である。

結局、年内10日ほどアルバイトをした。
毎日物凄く楽しかった。
僕はこの仕事でやっていけそうだ!
と感じていた。
深夜食
(フジテレビの深夜業務をする人たちように用意された食事。食券でくばられる)を
食券から食べ物に変えてくる仕事も、入ったばかりの新人の仕事で
この仕事で
みんなの顔を覚えていった。
台車で持ってきたりするんだけど
急いでいて、カレーをひっくり返したこともあったなぁ・・・。
(懐かしい思い出です。)

とにかくいろいろな雑用をこなし、
業界人の仲間入りをしていく事になる。

つづく