tsuji-cam's HISTORY
ニユーテレス編P
志村けんの
だいじょうぶだぁPart.1
〜ボクの人生を変えた番組〜
このホームページで
この、ボクの自伝のコーナーを始めた時から
この番組の話は欠かす事が出来ないと思っていました。
ハッキリ言います。
今の辻カメラマンは、
この番組に出会えた事
この番組に参加させてもらった事
この番組で勉強させてもらった事
がなければ存在していません。
そのくらいボクにとってこの番組は重要な番組なのです。
この番組が始まったのは確か、
’87年の秋だったように思います。
ボクは専門学校の2年生でした。
当時ボクが思っていた事は、
失礼な話ですが、
ハッキリ言って志村けんさんというお笑いタレントは、
もう昔の人だと思っていました。
ボクらが当時はまっていたのはとんねるずだったし、
ボクがニユーテレスという技術会社を知ったのも
とんねるずがきっかけだった。
学生のボクが
当時この「志村けんのだいじょうぶだぁ」を見た感想は
意外だった。
ショートコントの連発が、
非常にテンポよく気持ちが良かったのを覚えている。
(このころは、まだショートコントがあまりない時代で、
ドリフ大爆笑の1つのコントの3分の1以下の長さだった)
でも、この番組をやってみたいなんて、
これっぽっちも思っていなかった。
だってボクは音楽番組志望だったし、
ニユーテレスが
「オレたちひょうきん族」をやっていたのは知っていたが、
「だいじょうぶだぁ」をやっていたのは知らなかったくらいだった。
そんなボクがニユーテレスに入り
この番組に仕事として参加をした時に
志村さんやニユーテレスの先輩達が
いかにすごいプロ集団なのか、
という事を思い知らされた。
志村さんは、テレビでは見たことの無い
きびしい顔であれこれ注文を出し
それにニユーテレス軍団はその要求に難なく答えている。
本番では
テレビで見るまんまのお笑いタレントの
志村けんが、目の前にいる
さっきとはまるで違うプロの志村さんが・・・。
しかも、とってもおもしろい!
ボクは間違っていた。
志村さんは全然昔の人ではなかった!
ボクに驚きと
ボクにこのプロたちの仲間入りが出来るのかなぁ・・
という不安が襲ってきた。
でも、そんなことで悩んでいる暇もなく
緊張感満載のこの仕事は毎週やってきた。
心なしか先輩CAや、若手のカメラマンたちも緊張感たっぷりである。
その緊張感はいったい
どこから出ているのだろうか?
ひとりはもちろん志村けんという偉大な芸人から。
そしてもうひとり、
この現場でものすごいオーラを出し続けている人間がいた。
この番組のチーフカメラマン
ニユーテレス藤江雅和カメラマンである。
ボクにとって、永遠に追いつづける偉大なる先輩
いや師匠と呼ばせていただきます。
(こんなボクは、弟子と認めてもらえないかもしれませんが・・・)
僕の心の中には、
師匠と呼びたい人間は7人ほどいるんですが、(多すぎですか??)
この番組のSWである岩沢さんと、
このチーフカメラマンの藤江さんが
ボクにとってのTOP師匠のふたりである。
つづく